1月 睦月(むつき) January
日本では旧暦1月を『睦月(むつき)』と呼び、現在では新暦1月の別名として用いています。
英語の月名 『January』 は、ローマ神話の出入り口とドアの神ヤヌス(Janus)に由来し、年の入り口にあたることから、ヤヌスの月となった。
1月は、31日あり、平年の場合、1月はその年の10月と同じ曜日で始まるのと同じである。
1月といえば – 1月の風物詩 –
初詣 | 若水 |
年始回り | 大福茶 |
書初め | 鏡餅 |
新年会 | おせち料理 |
年賀状の整理 | 雑煮 |
正月のお飾りの片づけ | かるた |
初生け | 餅花 |
初釜 | 七草がゆ |
寒中見舞い | 寒の水 |
初日の出 | 寒九の水 |
年始の挨拶 | 鏡開き |
仕事始め | お年玉 |
行事・記念日
1日 | 元日・元旦 お正月 お年玉 ニューイヤー駅伝 初日の出 年賀 少年法執行の日 神戸港記念日 |
2日 | 初夢 書き初め 初荷 箱根駅伝(~3日) 宇宙の日 初商 はき始め 初風呂 皇居一般参賀 |
3日 | 瞳の日 |
4日 | 仕事始め(御用始め) ストーンデー |
5日 | 小寒 ※5日か6日のいずれか 初水天宮 全日本書き初め大会 イチゴの日 囲碁の日 |
6日 | ケーキの日 寒の入り(小寒) 六日年越し |
7日 | 人日の節句(じんじつのせっく) 七草 |
8日 | 初薬師 |
9日 | 風邪の日 クイズの日 |
10日 | 十日戎 初金毘羅 110番の日 |
11日 | 鏡開き 塩の日 蔵開き |
12日 | スキーの日 宮中歌会始め |
13日 | 咸臨丸(かんりんまる)出航記念日 |
第2月曜日 | 成人の日 |
13日以降の土日 | 大学入試センター試験 |
14日 | 愛と希望と勇気の日 十四日年越し |
15日 | 小正月 どんど焼き いちごの日 お年玉つき年賀はがき抽選会 三寺まいり 警視庁創設記念日 |
16日 | 薮入り 禁酒の日 |
17日 | 防災とボランティアの日 |
18日 | 初観音 118番の日 |
19日 | のど自慢の日 |
20日 | 二十日正月 二十日夷 大寒(だいかん)の日 ※19、20、21日のいずれか |
21日 | 初大師 |
22日 | カレーの日 |
23日 | 電子メールの日 臘日(ろうにち、ろうじつ) |
24日 | 初地蔵 金の日 |
25日 | 初天神(各地の天満宮) ホットケーキの日 中華まんの日 |
26日 | 文化財防火デー 道元禅師誕生会 |
27日 | 国旗制定記念日 |
28日 | 初不動 初荒神 |
29日 | 人口調査記念日 |
30日 | 孝明天皇祭 |
31日 | 生命保険の日 日本最初の電車が走った日 |
食べ物
1月の行事食
正月 | 1日~7日 | おせち料理 雑煮 ※おせち料理、雑煮をいただくのは三が日 |
---|---|---|
人日 | 7日 | 七草がゆ |
鏡開き | 11日 | おしるこ |
小正月 | 15日 | 小豆粥 |
二十日正月 | 20日 | 小豆粥 |
旬の食べ物
野菜 | 海産物 |
---|---|
キャベツ | あんこう |
春菊(しゅんぎく) | イイダコ |
ごぼう | 伊勢海老 |
小松菜(こまつな) | 牡蠣(かき) |
せり | 金目鯛(きんめだい) |
大根 | こはだ |
ねぎ | ズワイガニ |
野沢菜(のざわな) | たら |
白菜 | ひらめ |
ブロッコリー | ふぐ |
蓮根(れんこん) | ぶり |
果物 | ほうぼう |
伊予かん、きんかん | ぼら |
オレンジ | わかさぎ |
キウイ | しじみ |
みかん | 赤魚鯛 (あこうだい) |
レモン | |
ネーブル |
1月の旬【魚】
蜆 (しじみ) | シジミの旬は冬と夏だが、寒シジミは1月が美味。必須アミノ酸、カルシウム、ビタミンB2、B12も豊富で肝臓、貧血に効果がある。 |
鮟鱇 (あんこう) | 旬は冬から早春。皮や内臓もあますところなく食べ、特に肝臓(トモ)、胃袋(水袋)、卵巣(ヌノ)、ほお骨(柳肉)、エラ、ヒレ、皮は、アンコウの「七つ道具」といわれ、珍味としてもてはやされている。 |
金目鯛 | 旬は冬だが、6月頃も脂がのっており、その刺し身はプリプリした歯ごたえと脂の甘さがあっておいしい。 |
眼抜 (めぬけ) | 赤魚鯛の一種。煮付け、空揚げなどに向く。 |
赤魚鯛 (あこうだい) | 産卵期前の晩秋から冬にかけて味がよい。 |
鮒 (ふな) | 小鮒は、甘露煮や昆布巻きに利用される。大きな活魚は洗いや辛子味噌和えに、特に寒鮒が美味。 |
ほうぼう | 白身で締まった肉質を持ち、味も鯛に匹敵する高級魚。市場には秋から春にかけて出回るが、旬は冬。 |
牡蠣 | 冬場がおいしい。銅や鉄などの無機成分や脂溶性、水溶性のビタミンを多く含み、貧血にも効果がある。 |
鰤 (ぶり) | 天然物は冬が旬。脂ののった寒ブリはおいしく、刺し身、塩焼き、照り焼きなどにする。 |
ずわい蟹 | 山陰地方では松葉ガニ、福井では越前ガニと産地によって呼び名が変わる。カニの王様といわれる。 |
1月の旬【野菜】
薺(なずな) | 正月の七草の一つ。花は春に咲き、ぺんぺん草とも呼ばれる。 |
芥子菜 | ピリッとした辛みと香りがあり、葉や茎は漬物に、種子は香辛料(マスタード)に利用される。ザーサイは茎を漬物にしたもの。 |
白菜 | 春と秋から冬の年2回収穫されるが、11月終わりから2月までが一番おいしく、鍋物の需要も高く出荷量が多い。 |
ほうれん草 | 根元が赤くなる冬が旬。冬場のほうれん草の赤い根元は栄養価が高く、貧血症に効果があるマンガンが含まれる。 |
大根 | 多く出回るのは10月~3月。デンプンを消化する働きをもつアミラーゼを含んでいるので、ご飯のおかずにピッタリ。 |
京菜 | 水菜の一種で、京都が原産地といわれる。出盛り期は1月~3月。霜が降りた頃のものは味も風味もよい。 |
芹(せり) | 春の七草の代表的な水菜。旬は早春から初夏。葉にはビタミン類も含まれており、食欲増進や冬場のビタミン補給に役立つ。 |
ブロッコリー | 冷涼な気候を好むブロッコリーの旬は、冬から春先。ビタミン類、鉄分をふんだんに含み栄養価が高い。 |
1月の旬【果物】
金柑 | 最盛期は12月~2月にかけての真冬。皮にはビタミンCが多く、丸ごと食べるとかなりのビタミンCがとれ、風邪予防にもなる。 |
凸柑(ぽんかん) | 12月~3月に出回る。果汁が多く、甘みと香りも強くておいしい。 |
ネーブル | 早生種で、11月~4月頃に出回る。ビタミンCを多く含み、マーマレードにも適している。 |
季節・自然の言葉
初春 | 若水 | 橙飾る |
冴ゆる | 雪 | 寒月 |
冬将軍 | 寒の雨 | 樹氷 |
短日 | 北しぶき | 冬枯れ |
雨雪 | 山茶花ちらし | 冬日 |
雨氷 | 凍雨 | 真冬日 |
御降り | 氷雨 | 寒波 |
富正月 | 霜 | 豪雪 |
富下り | 霜柱 | 雪間 |
寒九の雨 | 霧氷 | 冴ゆる |
霜くれ | 能初 | あかぎれ |
北西の風 | 初荷 | ハナウメ |
つらら | 獅子舞 | ハナミズキ |
雪雲 | 初伊勢 | 雪割草 |
寒気 | 十日戎 | 寒菊 |
初富士 | 歌留多 | 福寿草 |
初鳩 | 双六 | 牡丹 |
お正月の後始末 | 福笑い | 冬桜 |
年計 | 独楽 | 寒椿 |
晴着 | しもやけ |
異名
王春(おうしゅん) | 年端月(としはづき) |
嘉月(かげつ) | 方歳(ほうさい) |
華歳(かさい) | 芳歳(ほうさい) |
霞初月(かすみそめづき) | 初歳(しょさい) |
解凍(かいとう) | 発歳(はつさい) |
開歳(かいさい) | 肇歳(ちょうさい) |
開春(かいしゅん) | 年初(ねんしょ) |
月正(げっせい) | 甫年(ほねん) |
建寅月(けんいんげつ) | 上春(じょうしゅん) |
献歳(けんさい) | 陬月(むつき) |
献春(けんしゅん) | 孟陬(もうすう) |
元月(げんげつ) | 昵月(むつき) |
歳始(さいし) | 孟陽(もうよう) |
歳首(さいしゅ) | 履端(りたん) |
三微月(さんびづき) | 始和(しわ) |
子日月(ねのひづき) | 青陽(せいよう) |
主月歳(しゅげつさい) | 泰月(たいげつ) |
初空月(はつそらづき) | 端月(たんげつ) |
初見月(はつみづき) | 大簇(たいそう) |
初春月(はつはるづき) | 初陽(しょよう) |
早緑月(さみどりづき) | 新春(しんしゅん) |
太郎月(たろうづき) | 初春(しょしゅん) |
暮新月(くれしづき) | 首歳(しゅさい) |
睦月(むつき) | 初月(しょげつ) |
孟春(もうしゅん) |
誕生石・誕生花
誕生石 | ガーネット(柘榴石) |
---|---|
誕生花 | 福寿草、水仙 |
星座 | 山羊座 12月22日~1月19日 水瓶座 1月20日~2月18日 |
1月の誕生花
1日 | スノードロップ | 明日に向けて |
---|---|---|
2日 | キズイセン | 私の愛に応えて |
3日 | クロッカス | 青春の喜び |
4日 | ヒアシンス・白 | ちょっとひかえめ |
5日 | スハマソウ | 愛とは耐えることね |
6日 | スミレ・白 | きっと大切に |
7日 | チューリップ | いつでも待ちます |
8日 | スミレ・青 | あなたの言葉どおり |
9日 | スミレ・黄 | 人知れず幸せ |
10日 | ツゲ | こだわりません |
11日 | ニオイヒバ | 変わらぬ友情 |
12日 | ニワナズナ | いつまでも美しい心で |
13日 | ラッパズイセン | 敬意とあこがれ |
14日 | シクラメン | 内気だけど… |
15日 | サンザシの枝 | 何ごともまちがいなく |
16日 | ヒアシンス | あなたとうまくいく |
17日 | スイバ | 親しみをもって愛す |
18日 | アブチロン | 尊敬します |
19日 | アカマツ | 気高い心を持って |
20日 | キンポウゲ | ほまれ高く |
21日 | キズタ | 友情に厚い |
22日 | ゼニゴケ | 母の愛で包む |
23日 | ガマ | 少し急いで |
24日 | サフラン | 明るくにぎやかに |
25日 | ハコベ | 美しい思い出 |
26日 | オジギソウ | 感じやすい心 |
27日 | ナナカマド | じっくり考えて |
28日 | ポプラ | 勇気を持って |
29日 | コケ類 | もの思い |
30日 | キンポウゲ | 幸せの到来 |
31日 | クロッカス | 青春の喜び |
時候の挨拶
新春の候 | 酷寒の候 | 厳寒の候 |
初春の候 | 小寒の候 | 極寒の候 |
仲冬の候 | 寒風の候 | 厳冬の候 |
大寒の候 | 寒冷の候 | 頌春の候 |
寒さ厳しいおりから |
厳寒のおりから |
大寒の節 |
雪の晴れ間 |
初春にふさわしく、のどかな天気が続いています |
風花の舞う今日この頃でございます |
新玉の年たちかえる初春の御寿 |
輝かしい今年の門出 |
ご一同さま、おすこやかに新しいお年をお迎えのことと存じます |
大寒とは申せ、この頃の寒さは格別でございます |
新春とは申しながらまだ堪えがたい寒さが続きますが |
寒にはいってからひとしお寒さが厳しくなりました |
星も凍るような寒い夜 |
例年にない寒さ |
いよいよ寒気がつのり |
希望に満ちて、新しい年がスタートしました |
一年の計は元旦にありといいますが |
【結び】本年もよろしくご厚情の程お願い申し上げます |
【結び】寒さ厳しい折、くれぐれもご自愛ください |
季節の言葉・季語
言葉・季語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
かまくら | かまくら | 秋田県横手地方での小正月の行事。子供たちが雪で室を作り、水神を祭る。 |
ごまめ | ごまめ | カタクチイワシの乾製品。正月などの祝賀用。 |
垂り | しづり | 木の枝などから雪の落ちること。 |
凍る | しばれる | (北海道・東北地方の方言)。厳しく冷えこむこと。 |
羽子板 | はごいた | 羽子をつくのに用いる長方形で柄のある板。 |
雨氷 | うひょう | 過冷却した雨が氷点下の地表について凍結したもの。 |
嫁が君 | よめがきみ | 鼠の異称。正月三が日の忌詞。 |
歌会始 | うたかいはじめ | 宮中における年始の歌会。新年儀式のひとつ。 |
歌留多 | かるた | 正月の遊び。 |
賀状 | がじょう | 祝賀の書状。祝いの手紙。年賀状。 |
寒の雨 | かんのあめ | 寒中に降る冷たい雨。 |
寒の水 | かんのみず | 寒中に汲んだ水。 |
寒の内 | かんのうち | 二十四節気の一。寒期。小寒と大寒。立春前のおよそ三○日間。 |
寒の入り | かんのいり | 小寒の季節に入ること。また、その日。太陽暦では一月五日頃。 |
寒茜 | かんあかね | 朝日や夕日を受けて茜色に映える雲。 |
寒気 | かんき | つめたい空気。さむさ。 |
寒禽 | かんきん | 冬に見かける鳥。寒鳥。 |
寒稽古 | かんげいこ | 寒中に寒さに耐えて武道または音曲の稽古をすること。 |
寒月 | かんげつ | 冬の月。つめたくさえた月。 |
寒見舞 | かんみまい | 寒中に親戚や知人の安否を見舞うこと。 |
寒鯉 | かんごい | 寒中にとれた鯉。最も美味とされる。 |
寒晒し | かんざらし | 穀類などを寒中にさらすこと。 |
寒雀 | かんすずめ | 寒中の雀。美味で薬になるという。 |
寒造り | かんずくり | 酒などを寒中につくること。 |
寒椿 | かんつばき | 寒中に咲く椿。ツバキ科の常緑低木。 |
寒梅 | かんばい | 寒中に咲く梅。 |
寒鮒 | かんぶな | 寒中にとれる鮒。最も美味という。 |
寒餅 | かんもち | 寒中についた餅。また、それを切餅として水に浸したまま貯えたもの。 |
寒雷 | かんらい | 寒中に鳴る雷。 |
寒鴉 | かんがらす | 冬の烏。 |
泣初 | なきぞめ | 新年になって初めて泣くこと。 |
旧年 | きゅうねん | (新年にいう) 去年。昨年。 |
去年 | こぞ | 去年。昨年。 |
去年今年 | こぞことし | 新年を迎えて、年の移り変わりをあらためて実感していう語。行く年来る年。 |
鏡開き | かがみびらき | 正月一一日ごろ鏡餅を下げて雑煮・汁粉にして食べる行事。鏡割り。 |
鏡餅 | かがみもち | 平たく円形の鏡のように作った餅。大小二個を重ね、正月に神仏に供え、または吉例の時などに用いる。 |
恵方詣 | えほうまいり | 正月元日にその年の恵方に当る神社に参詣すること。 |
結昆布 | むすびこぶ | 昆布を小さく結んだもの。福茶・雑煮などに入れる。 |
元日 | がんじつ | 年の初めの日。正月の第一日。 |
厳寒 | げんかん | 冬のきびしい寒さ。 |
御降 | おさがり | 正月三箇日に降る雪または雨の忌詞。 |
御神渡 | おみわたり | 湖などの水面が、結氷し、氷が割れ目に沿って盛り上る現象。 |
左義長 | さぎちょう | 小正月の火祭りの行事。宮中では正月一五日および一八日に吉書を焼く儀式。 |
笹鳴 | ささなき | 冬に、鶯の鳴声がまだ調わず舌鼓を打つように鳴くこと。また、その鳴く声。 |
雑煮 | ぞうに | 餅を野菜・鳥肉・魚肉などとともに仕立てた味噌汁または清汁。新年の祝賀に食する。 |
三が日 | さんがにち | 正月の元日・二日・三日の三日間の称。 |
三寒四温 | さんかんしおん | 三日ほど寒い日が続いた後に四日ほどあたたかい日が続き、これを交互にくりかえす現象。 |
仕事始め | しごとはじめ | 新年になって始めて仕事をすること。 |
獅子舞 | ししまい | 獅子頭をかぶって行う舞。五穀豊穣の祈祷や悪魔払いとして、新年の祝いに行われるようになった。 |
七草 | ななくさ | 春の七種の菜。 |
七日正月 | なぬかしょうがつ | 五節句のひとつ。正月七日の祝い。 |
若菜摘 | わかなつみ | 野に出て若菜を摘むこと。正月七日の行事。 |
若水 | わかみず | 元日の朝に初めて汲む水。一年の邪気を除くという。 |
初茜 | はつあかね | 元日の朝の、茜色に染まった空。 |
初荷 | はつに | 新年、問屋などの商初めに、馬・車などに商品を積み、美しく飾りたてて売先へ送り届けること。また、その荷。 |
初霞 | はつがすみ | 新年になって野山にたなびく霞。にいがすみ。 |
初釜 | はつがま | 正月最初に行う茶事。 |
初空 | はつぞら | 初めてその季節らしくなった空。また、新春の空。 |
初稽古 | はつげいこ | 初めて稽古すること。また、新年に初めて稽古すること。稽古始。 |
初詣 | はつもうで | 新年にはじめて社寺へお参りすること。 |
初鶏 | はつどり | 元旦の一番鶏。 |
初御空 | はつみぞら | 元日の大空。 |
初市 | はついち | 年が明けて、初めて開く市。一般に正月二日。 |
初春 | はつはる | 春のはじめ。新春。新年。 |
初場所 | はつばしょ | 大相撲の本場所の一。毎年一月の興行。 |
初昔 | はつむかし | 元日になってから前年を指していう語。 |
初天神 | はつてんじん | 正月二五日の、その年最初の天満宮の縁日。 |
初日の出 | はつひので | 元旦の日の出。 |
初髪 | はつがみ | 新年に女子が初めて髪を結いあげること。 |
初富士 | はつふじ | 元日に富士山を望み見ること。 |
初風 | はつかぜ | その季節の初めに吹く風。 |
初風呂 | はつぶろ | 新年初めての入浴。正月二日の入湯。初風呂。 |
初便り | はつだより | その年の初めてのたより。 |
初夢 | はつゆめ | 元日の夜に見る夢。また、正月二日の夜に見る夢。 |
初明り | はつあかり | 元日のあけぼのの光。 |
初旅 | はつたび | その年初めての旅行。旅始。 |
初暦 | はつごよみ | 新年に初めてこよみを用いること。また、そのこよみ。暦開き。 |
初鴉 | はつがらす | 元日、特にその早朝に鳴く烏。めでたいものとされる。 |
書初め | かきぞめ | 新年に初めて文字を書くこと。正月二日に、吉方に向かってめでたい意味の詩歌などを書いた。 |
小寒 | しょうかん | 二十四節気の一。太陽の黄経が二八五度の時で、一二月の節。太陽暦の一月六日頃に当る。 |
小正月 | こしょうがつ | 旧暦の正月一五日、或いは正月一四日から一六日までの称。元日を大正月というのに対する。 |
松の内 | まつのうち | 正月の松飾りのある間の称。昔は元日から一五日まで、現在は普通七日までをいう。 |
松過 | まつすぎ | 正月、松飾りを取り除いたあと。 |
松納 | まつおさめ | 正月の門松、年棚の松などを取り去ること。松払い。松引き。松送り。松納め。 |
笑初 | わらいぞめ | 新年になって初めて笑うこと。 |
寝正月 | ねしょうがつ | 元旦または新年の休みにどこにも行かず寝てすごすこと。また、病気で新年に寝ている場合も縁起をかついでいう。 |
新春 | しんしゅん | 新年。 |
新年 | しんねん | あたらしい年。改まった年。年の始め。 |
新年会 | しんねんかい | 旧制で、一月五日に天皇が豊明殿に出御し、皇族・大勲位・親任官・勅任官および外国使臣を召して宴を賜った儀式。一般に、新年祝賀に催す宴会。 |
人日 | じんじつ | 五節句の一。陰暦正月七日の節句。 |
水餅 | みずもち | 正月に若水を汲む時、水神に供える餅。 |
数の子 | かずのこ | ニシンのはらごを乾燥または塩漬にした食品。カズノコを子孫繁昌の意にとって、新年・婚礼等の祝儀に用いる。 |
成人の日 | せいじんのひ | 国民の祝日のひとつ。成年に達した男女を祝う日。 |
正月 | しょうがつ | 一年の一番目の月。 |
生剥 | なまはげ | 秋田県男鹿半島地方などでの、正月一五日夜の行事。大きな鬼面をかぶり、蓑を着、木製の刃物・幣束・桶・箱などを携え、戸毎に訪れて酒食の饗応を受け、祝言を述べる行事。 |
雪起し | ゆきおこし | 雪の降ろうとする時に鳴る雷または地鳴。 |
雪見 | ゆきみ | 雪景色を眺め賞すること。 |
雪女 | ゆきおんな | 雪国地方の伝説で、大雪の夜などに出るという雪の精。白い衣を着た女の姿で現れるという。雪女郎。雪娘。 |
雪女郎 | ゆきじょろう | 雪女の異称。 |
雪晴 | ゆきばれ | 雪がやんで空が晴れること。 |
雪達磨 | ゆきだるま | 大小二つの雪の玉を重ね、目鼻をつけたもの。 |
雪投げ | ゆきなげ | 雪合戦。 |
掃初め | はきぞめ | 新年に、初めて掃除をすること。初掃除。 |
早梅 | そうばい | 早咲きの梅。 |
草石蚕 | ちょろぎ | シソ科の多年草。赤く染めて正月の料理に用いる。 |
太箸 | ふとばし | 新年の祝い事の雑煮を食うのに用いる太いはし。多く柳で作る。雑煮箸。祝い箸。 |
大寒 | たいかん | 二十四節気のひとつ。太陽暦の1月20日頃に当る。 |
大服 | おおぶく | 元旦に、若水の湯に梅干、後に黒豆・山椒などを入れて飲む茶。その年の悪気を払うという。 |
探梅 | たんばい | 早咲きの梅の花を探して見あるくこと。観梅。 |
注連飾り | しめかざり | 正月などに、門や神棚にしめなわを張って飾ること。 |
鳥総松 | とぶさまつ | 新年の門松を取ったあとの穴に、その松の梢を立てておくもの。 |
追儺 | ついな | 宮中の年中行事の一。大晦日の夜、悪鬼を払い疫病を除く儀式。舎人の鬼に扮装した者を、内裏の四門をめぐって追いまわす。 |
屠蘇 | とそ | 屠蘇散を入れた酒・みりん。正月の祝儀として飲む。 |
冬牡丹 | ふゆぼたん | 冬に花を開く牡丹。寒牡丹。 |
冬菜 | ふゆな | 冬に摘む菜。 |
冬天 | とうてん | 冬の天気。冬空。 |
凍て雲 | いてぐも | 寒々と凍りついたような雲。 |
凍滝 | いてだき | 凍った滝 |
凍鶴 | いてずる | 寒中凍ったように動かない鶴。 |
読初 | よみぞめ | 新年に初めて書物を読むこと。 |
年の餅 | としのもち | (九州地方で) 正月、家人一人一人に分配する小餅。 |
年賀 | ねんが | 新年の祝い。年始の祝賀。 |
年玉 | としだま | (年賜の意) 新年の祝儀として贈る物。 |
年酒 | ねんしゅ | 新年の酒。また、年始回りの客にすすめる酒。 |
年木 | としぎ | 新春の用意に、年末に切り出しておくたきぎ。節木(セチギ)。 |
年立つ | としたつ | 年が改まる。新年となる。 |
破魔弓 | はまゆみ | 魔障を払い除くという神事用の弓。 |
買初 | かいぞめ | 正月に入って初めて物を買うこと。はつがい。 |
氷 | こおり | 水が氷点下の温度で固体状態になったもの。ひ。 |
氷海 | ひょうかい | 一面に結氷した海。 |
氷柱 | つらら | 雨雪などの水が軒・岩角などに滴る時、こおって棒のように垂れさがったもの。 |
氷壁 | ひょうへき | 氷が切り立って崖になっている所。また、氷におおわれた岩壁。 |
氷餅 | こおりもち | 寒中にさらして凍らせた餅。多く、信州・東北地方で作る。 |
舞初 | まいぞめ | 新年になって初めて舞を舞うこと。特に、仕舞を舞うこと。 |
福寿草 | ふくじゅそう | キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草。元日草。 |
福沸 | ふくわかし | 正月の七日・一五日などに年神に供えた餅を粥に入れて煮て食うこと。福入り雑煮。 |
宝船 | たからぶね | 正月の初夢を見るために枕の下に敷いた縁起物。多くは、米俵・宝貨を積んだ帆掛船の絵に七福神を描き、「ながきよのとをのねぶりのみなめざめなみのりぶねのおとのよきかな」の回文歌などを書き添えた。 |
縫初 | ぬいぞめ | 正月に、その年はじめての裁縫をすること。針起し。 |
蓬莱飾 | ほうらいかざり | 新年の祝儀に三方の盤上に白米を盛り、上に熨斗鮑・伊勢海老・勝栗・昆布・野老・馬尾藻・串柿・裏白・譲葉・橙・橘などを飾ったもの。 |
繭玉 | まゆだま | 小正月の飾り物。柳・榎・山桑・アカメガシワなどの枝に餅・団子などを沢山つけたもの。 |
餅花 | もちばな | 餅を小さく丸め彩色して柳の枝などに沢山つけたもの。小正月に神棚に供える。 |
門松 | かどまつ | 新年に、歳神を迎える依代として家々の門口に立てて飾る松。松飾り。飾り松。立て松。 |
葉牡丹 | はぼたん | アブラナ科の多年草で園芸上は一年草。正月の装飾として使う。 |
謡初 | うたいぞめ | 正月に謡を初めてうたう儀式。特に、江戸幕府で毎年正月二日、のち三日に行う盛大な式を指すことが多い。 |
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