心に響く、日本の「ことば」の美しさをあなたに。
名前は、人生で最初の「物語」です。
もしあなたが、トレンドではなく、意味を持ち、深く、美しい名前を探しているなら――
ここでは、日本の古典文学・神話・自然・季節から着想を得た、女性の名前120選をお届けします。
源氏物語、小野小町、万葉集…時代を超えて語り継がれる「美」と「物語」を、名前という形で感じてみませんか?
由来や意味も解説付きで紹介しますので、名付けを考えている方、創作の参考が欲しい方、日本文化に魅了されている方にぴったりです。
古風で美しい女性の名前 一覧
◆ 『源氏物語』関連
- 紫(ゆかり):『源氏物語』の紫の上にちなむ。知性と気品の象徴。
- 葵(あおい):葵の上より。高貴な女性の名。
- 若菜(わかな):『源氏物語』の巻名より。若々しさと生命力。
- 夕霧(ゆうぎり):夕暮れの霧のように儚く美しい。
- 明石(あかし):明石の君。母性と落ち着きの象徴。
- 花散里(はな ちる さと):はな/ちる/さと など。花が散る情景を名に持つ、やさしさの象徴。
- 玉鬘(たまかずら):源氏の養女。気品と美しさを兼ね備える。
- 薫(かおる):薫物(たきもの)の文化より。香り高く品のある印象。
- 浮舟(うきふね):運命に翻弄される女性。儚さと美の象徴。
- 朝顔(あさがお):源氏物語の登場人物。清楚な花にちなむ。
◆ 『伊勢物語』や『枕草子』などから
- 梓(あずさ):梓弓にちなみ、古風で凛とした響き。
- 小町(こまち):小野小町。絶世の美女の代名詞。
- 清少(きよすけ):清少納言にちなむ。才女の象徴。
- かぐや:かぐや姫。神秘的で美しい。
- 雪(ゆき):冬の美しさと清らかさを表す。
- 夕顔(ゆうがお):儚く美しい、源氏物語のヒロインの一人。
- 初音(はつね):新春のはじまり。希望と新しさ。
- 鞠子(まりこ):雅な遊び「鞠」に由来。貴族的な響き。
- 芹(せり):春の七草のひとつ。清らかで生命力ある名。
- 柚子(ゆず):香り高く和の風情を持つ。
◆ 和歌・万葉集・百人一首などにちなんだ名前
- 弓月(ゆづき):弓と月。清らかで幻想的なイメージ。
- 千草(ちぐさ):多くの草花の意。自然の豊かさを表す。
- 琴音(ことね):琴の音色にちなみ、優美で調和の取れた印象。
- 梢(こずえ):木の枝の先端。成長や未来への希望を象徴。
- 菖蒲(あやめ):端午の節句でも用いられる花。強さと優雅さ。
- 紀子(のりこ):『紀貫之』に由来。文学と文化に通じた印象。
- 秋津(あきつ):日本の古称「秋津島」より。国風を感じさせる。
- 萩(はぎ):秋の七草の一つ。控えめで可憐な美しさ。
- 和歌(わか):古典詩歌に親しむ女性の象徴。
- 初音(はつね):春の訪れを告げる鳥の声。希望の始まり。
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