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日本の縁起物一覧 200種類|行事・動物・正月・食べ物・飾りなど

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日本の縁起物一覧 200種類|行事・動物・正月・食べ物・飾りなど 伝統
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⑨ 動物の縁起物(実在の生き物)

動物は長い歴史の中で、人々が自然の恵みや力強さを重ね合わせてきた存在です。 長寿・金運・豊作など、姿や特徴からさまざまな縁起を担ってきました。

 

  1. 鶴・亀 – 長寿の象徴。「鶴は千年、亀は万年」という言葉の通り、めでたさの代表格。
  2. 金魚 – 黄金色や赤が福を招く色として扱われ、夏祭りの象徴的な縁起物。
  3. – 逆流を登る力強さから立身出世の象徴として親しまれる。
  4. 玉虫(タマムシ) – 光の角度で色が変わる神秘的な甲虫。幸運をもたらすとされる。
  5. 黄金虫(コガネムシ) – 金色の体から金運上昇の象徴として扱われる。
  6. 白蛇・蛇の皮 – 弁財天の使いともされ、金運・財宝の象徴。財布に入れる風習も。
  7. – 「他を抜く」語呂合わせで商売繁盛の縁起物として店先に置かれる。
  8. カエル – 「無事帰る」「お金が返る」につながり、旅の安全や金運の象徴。
  9. 干支(十二支) – それぞれの年に特別な力が宿るとされ、福をもたらす象徴として親しまれる。

 

⑩ 動物の縁起物(伝説上の生き物)

神話や伝説に登場する霊獣たちは、古くから「吉兆」や「守護」の象徴として崇められてきました。 力強さ・清らかさ・守護の力を兼ねそなえた存在で、今も縁起物として大切にされています。

 

  1. 獅子(しし) – 邪気を食べ尽くす守護獣。獅子舞でも厄除けの象徴として使われる。
  2. 龍(たつ) – 雨や水を司る神獣。皇帝の象徴でもあり、繁栄・成功を表す。
  3. 麒麟(きりん) – 仁の心を持つ霊獣。平和と調和の象徴として尊ばれる。
  4. 鯱(しゃちほこ) – 火災から建物を守るとされ、城の瓦飾りとして魔除けの役割を持つ。
  5. 狛犬 – 神社の守護獣。「阿吽」の姿で境内を悪霊から守る存在。
  6. シーサー – 沖縄の魔除け獅子。家や村の入口で災いを追い払う。
  7. 赤べこ – 会津地方の郷土玩具。病除けや子どもの健康を願う縁起物。
  8. 青龍・朱雀・白虎・玄武 – 四方を守護する霊獣。五色で宇宙の秩序を表し、繁栄の象徴。
  9. 黄鮒(きぶな) – 疫病退散の象徴とされた黄色い魚。民間信仰で受け継がれる護符的存在。
  10. 件(くだん) – 人面牛身の予言獣。出現すると疫病の収束が近いという伝承を持つ。

 

 ⑪ 植物にまつわる縁起物

植物は季節の移ろいとともに、目に見えるかたちで「いのち」を教えてくれる存在です。 常緑の強さ、春に咲く花の明るさ、名前に込められた願い――日本の縁起物には、植物の力を借りたものがたくさんあります。

 

  1. 松竹梅 – 松の常緑、竹のまっすぐな成長、梅の寒さに負けない花姿を重ねた「おめでたい組み合わせ」。格付けや祝い膳にも用いられる。
  2. 桜梅桃杏 – 春を彩る花木の総称として挙げられることが多く、それぞれの花が「春の訪れ」「実り」「女性の美しさ」などを象徴する。
  3. 南天の実・福寿草 – 南天は「難転(難が転じる)」の語呂で厄除けの縁起木、福寿草は「福」や「長寿」を連想させる名から、新年を祝う花として親しまれる。




 ⑫ 鉱物の縁起物

大地の奥深くから生まれる鉱物には、古くから不思議な力が宿ると考えられてきました。 光を放つ金銀、透き通る水晶など、その姿かたちから「富」「守り」「清め」の象徴として扱われています。

 

  1. 金・銀 – 富と繁栄の象徴。金は太陽・陽気、銀は月・陰影と結びつき、装飾や貨幣として縁起物の中心的存在。
  2. 琥珀(こはく) – 樹脂が長い年月を経て固まった宝物。温かみのある色合いから、生命力や安定の象徴とされる。
  3. 翡翠(ひすい) – 東アジアで古くから珍重された石。繁栄・守護・調和をもたらす霊石として扱われてきた。
  4. 黒曜石 – 黒く光る火山ガラス。古代は矢じりや刃物に用いられ、魔を断つ力を持つと信じられていた。
  5. 水晶 – 透明な結晶が清浄・浄化の象徴。お守りや祭具として、心身を清める石とされる。

 

⑬ 貴石・有機宝石の縁起物

海や生き物から生まれる装飾素材は、単なる「飾り」以上に、身を守り、人生を彩るお守りとして大切にされてきました。 真珠や珊瑚、鼈甲などは、長い時間と自然の営みが生んだ「小さな奇跡」のような存在です。

 

  1. 鼈甲(べっこう) – ウミガメの甲羅から作られる伝統的な装飾素材。艶やかな色合いが「気品」「長寿」「守り」の象徴とされた。
  2. 鯨鼈甲(くじらべっこう) – 鯨ひげを加工した細工物。「花おさ」などの装飾品となり、豊漁と海の恵みに感謝する象徴でもあった。
  3. 珊瑚(さんご) – 海の中で長い年月をかけて育つ宝石。厄除け・安産・長寿の象徴とされ、赤珊瑚は特に魔除けの力が強いとされた。
  4. 真珠 – 貝の中から生まれる「月のしずく」のような宝石。純潔・再生・癒しの象徴で、冠婚葬祭の装いにも欠かせない。
  5. 象牙 – 古くは位の高い人の持ち物として尊ばれ、権威や長寿、豊かさの象徴として扱われた。
  6. 鯨骨 – 鯨の骨や歯を用いた細工物。「根付」や「琴」の部品などに加工され、海の幸と職人技の結晶として縁起物の側面も持つ。

 

 ⑭ 道具にまつわる縁起物

身の回りの道具にも、よく見ると「福」や「魔除け」の意味が込められているものがあります。 お金、矢、布、紙……日常で使うものがそのまま、お守りや願掛けの象徴になっているのが日本らしいところです。

 

  1. 打出の小槌 – 振ると望みの品が出てくるとされる宝具。一攫千金・願望成就の象徴として描かれる。
  2. 大判・小判 – 江戸時代の貨幣をモデルにした縁起物。金運上昇・商売繁盛のシンボル。
  3. 厭勝銭(えんしょうせん) – 魔除けや厄除けのために用いられた特別な銭。身に付けることで禍から逃れるお守りとされた。
  4. 飾り駒 – 将棋駒などを模した飾り物。勝負運や頭の冴えを願う縁起物として用いられる。
  5. 千代紙 – 色とりどりの文様が「千代(永遠)」の名にふさわしく、長く続く幸せや良縁を願う紙として使われる。
  6. サイコロ – どこに転んでも必ず目が出ることから、「芽が出る」「運が開ける」縁起物とされる。
  7. 釣竿と釣針 – かつては霊力を持つ狩猟具とされ、恵比寿神の持ち物としても知られる。大漁や商売繁盛の象徴。
  8. 手拭(てぬぐい) – 神事の装身具に由来し、祭りや神事で身を清める布として使われる。柄にも縁起の良い意味が込められることが多い。
  9. 弓矢 – 古代から魔除け・戦勝祈願の象徴。山幸彦の神話などに見られるように、神聖な狩猟具として扱われた。
  10. 祭り矢・祭り弓 – 五穀豊穣を願って行われる神事で用いられる弓矢。矢を放つことで悪霊を払い、土地を清める意味を持つ。
  11. 的矢(まとや) – 江戸時代の市や縁日の的当て遊びの起源。的に当てることで「狙いが的中する」「運を射止める」縁起担ぎとなった。
  12. 葦の矢・桃の弓 – 大晦日の追儺式で鬼を祓うために用いられた弓矢。葦・桃それぞれに魔除けの力があるとされた。
  13. 破魔矢・破魔弓 – 正月の吉凶占いから発展した、魔を打ち払う矢。現在は厄除け・家内安全の縁起物として神社で授与される。
  14. 蓬矢(ほうし)・桑弓(そうきゅう) – 男の子の誕生時に厄を払うため、家の四方に向けて放たれた矢。蓬・桑それぞれが魔除けと成長を願う素材。
  15. 弓を鳴らす(鳴弦) – 弦を鳴らすことで、音の波動により悪霊や穢れを祓う行為。弓鳴らし・弦打ちとも呼ばれる。
  16. 弓を引く – 弦を強く引き、鳴らすことで結界を張る意味を持つ所作。神事や儀礼で厄を遠ざけるために行われる。

参考:wikipedia




日本の縁起物は、日々の暮らしに「小さな福」をもたらしてくれる

日本の縁起物には、ひとつひとつに「願い」や「祈り」が込められています。
破魔矢やお守り、招き猫といった身近なものから、植物・動物・行為に宿る縁起まで、知れば知るほど生活に温かい意味が加わります。

縁起物の意味を理解することは、ただ知識を増やすだけでなく、昔から続く文化や人々の願いに触れることにもつながります。
季節の行事や参拝の際に「これはどんな縁起があるのだろう?」と考えてみると、日常の景色が少し豊かに見えるはずです。

もし気になる縁起物があれば、実際に手に取ったり、神社で授与を受けたり、飾ってみるのもおすすめです。
あなたの暮らしにも、そっと福を運んでくれるかもしれません。

 

FAQ よくある質問

日本の縁起物にはどんな種類がありますか?

日本の縁起物には、破魔矢・お守り・招き猫のような社寺の授与品をはじめ、動物・植物・食べ物・季節行事・祭礼に関わるものまで多くの種類があります。いずれも「福を招く」「厄を祓う」といった願いが込められています。

縁起物はどのような意味や願いが込められているのですか?

縁起物には、家内安全、商売繁盛、五穀豊穣、厄除け、健康祈願、長寿祈願などさまざまな願いが込められています。地域や行事ごとに意味が異なり、昔から人々の生活を守る象徴として大切にされてきました。

日常生活で簡単に取り入れられる縁起物はありますか?

はい。招き猫や干支飾り、植物では南天・松竹梅、食べ物では黒豆や昆布など、日常でも取り入れやすい縁起物が多くあります。身近な小物を飾るだけでも「開運」を意識した生活に役立ちます。

参考・出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
今日は何の日~毎日が記念日~ (https://www.nnh.to/)
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