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日本の縁起物一覧 200種類|行事・動物・正月・食べ物・飾りなど

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日本の縁起物一覧 200種類|行事・動物・正月・食べ物・飾りなど 伝統
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 ④ 芸能の縁起物(唄・演奏・舞・神楽・曲芸など)

祭りや祝いの席で響く唄や太鼓、舞や神楽もまた、神さまやご先祖さまと人をつなぐ「縁起の芸能」です。 にぎやかな音や華やかな舞には、場を清め、福を呼び込む力があると考えられてきました。

 

  1. 民謡 – 祭りや祝いの場で歌われる土地の歌。豊作祈願や感謝の気持ちが込められている。
  2. 木遣り唄(きやりうた) – 重い荷を運ぶ時に歌われた労働歌。息を合わせ、仕事の安全と成功を祈る意味も持つ。
  3. こきりこ節 – 古い民俗芸能として伝わる祝い唄。豊穣や長寿を願う歌詞が特徴。
  4. お囃子 – 太鼓や笛で演奏される祭りの音楽。場を盛り上げ、神を楽しませる役割を担う。
  5. 和太鼓 – 重低音の響きで場を清め、勇ましさや力強さを表現する祭礼の楽器。
  6. 獅子舞 – 獅子が人の頭を噛むことで厄除け・無病息災をもたらすとされる伝統芸能。
  7. 恵比寿舞 – 恵比寿神をモチーフにした舞。大漁・商売繁盛を祈る祝いの踊り。
  8. 大黒舞 – 大黒天を象った舞。豊作や福徳円満をもたらすとされる。
  9. 纏振り(纏舞) – 火消しの纏を振る演技。火伏せ・安全祈願の意味を持つ。
  10. 梯子乗り(はしごのり) – はしごの上で技を披露する芸。安全と勇気、町の守りを象徴する。
  11. 曲独楽(きょくごま) – 独楽を使った曲芸。うまく回る様子が「物事が円満に回る」縁起に結びつく。




⑤ 食物の縁起物

お祝いの席や節目の日に食べる料理や食材には、「健康で暮らせますように」「家族が仲良く続きますように」といった願いがそっと込められています。 日々のごはんも、由来を知ると小さな「おまじない」のように感じられるかもしれません。

 

  1. 神酒 – 神さまに供える酒。お下がりをいただくことで、神の力を分けてもらうとされた。
  2. 甘酒 – 冬や桃の節句などで飲まれる甘い飲み物。身体を温め、健康長寿を願う縁起物。
  3. 屠蘇 – 正月に飲む薬酒。邪気を払い、一年の無病息災を願う。
  4. 福茶 – 梅干し・昆布・豆などを入れたお茶。福を呼び込むとされる祝いのお茶。
  5. – 祝いの席で振る舞われるごちそう。新鮮な魚介は海の恵みへの感謝の象徴。
  6. ちらし寿司 – 色とりどりの具材で四神や四季、五色で宇宙全体を表すといわれる華やかな寿司。
  7. べっこう飴 – 透き通った琥珀色の飴。祭りなどで売られ、子どもたちに福をもたらす甘味として親しまれる。
  8. 飴全般(福あめなど) – 決まった時節に食べると風邪を引かない、福を呼ぶなどの言い伝えがある。
  9. 串柿 – 干し柿を串に刺したもの。実りが続くこと、家が栄えることを願う正月飾り。
  10. 御節料理のチョロギ・黒豆 – 赤いチョロギは長寿、黒豆は「まめに働く」ことを願う縁起の品。
  11. 米・米俵 – 五穀豊穣の象徴。米俵は豊かな実りと蓄えを意味する。
  12. 豆全般 – 「豆に生きる」「豆々しく働く」という言葉に通じ、勤勉・健康の象徴。
  13. 小豆(あずき) – 赤い色で邪気を祓うとされ、お赤飯やお汁粉など祝いの席に欠かせない。
  14. 大豆(だいず) – 節分の豆まきなどに用いられ、邪気払いと豊作祈願の象徴でもある。
  15. 搗栗(かちぐり) – 「勝ち栗」と書いて武家の縁起物。勝負運や成功を願って食される。
  16. 蓮根(れんこん) – 穴が開いていることから「先が見通せる」食材として縁起が良い。
  17. 千代呂木(ちょろぎ) – 長老喜とも書き、長寿・延命を願う根菜の漬け物。
  18. 海苔 – かつて希少な「運草」と呼ばれたことから、贈答品や神饌として縁起の良い食材とされた。
  19. 鰻(うなぎ) – 夏の土用の丑の日などに食べて精をつける。健康長寿の象徴。
  20. 初鰹(はつがつお) – 江戸時代から粋な贅沢として親しまれた初物。運気を上げる縁起物ともされた。
  21. – 「めでたい」との語呂合わせで、祝いの席の主役となる魚。
  22. 鯨肉 – 江戸時代には庶民のごちそうであり、節気の晴れの日に食べる縁起の良い食材となった。
  23. 伊勢海老 – 腰が曲がった姿が長寿の象徴。晴れの席の高級食材。
  24. 海老・蝦全般 – 老人のように腰が曲がるまで長生きするようにとの願いが込められる。
  25. 鮑(あわび) – 長寿と富の象徴。熨斗(のし)の起源とも深く結びつく貴重な食材。
  26. 昆布 – 「喜ぶ(よろこぶ)」「子生婦(こうぶ)」の語呂合わせから、喜びと子孫繁栄の象徴。
  27. – 盛り塩として、場を清め、悪いものを寄せつけないために用いられる。




 ⑥ 行為にまつわる縁起物

昔の人々は「行いそのもの」にも不思議な力が宿ると信じてきました。 火を焚く、笑う、夢を見る……そうした何気ない行為に福を呼ぶ意味が込められています。 知れば知るほど、日常がちょっとあたたかく見えてくる「行為の縁起物」です。

 

  1. 火・火花(送り火・迎え火・火打石・花火・護摩焚き) – 火は浄化の象徴。悪いものを焼き払い、先祖を導く「光」の役割を持つ。
  2. 笑い(初笑い) – 新年最初の笑いには、福を呼び込む力があるとされ、「笑う門には福来る」を象徴する行為。
  3. 茶柱 – お茶を注いだ時に葉が立つと吉兆の合図とされ、縁起の良いことが起きると信じられてきた。
  4. 一富士二鷹三茄子(初夢) – 初夢に見ると最も縁起が良いとされる組み合わせ。富士は不死・無事、鷹は勝負運、茄子は成す(成就)を表す。
  5. 年を重ねること(250歳の例など) – 長寿そのものが大きな福。年齢を重ねることを尊い「縁起」と捉える日本的価値観。

 

 ⑦ 気象にまつわる縁起物

自然現象のなかには、昔の人々が「神さまからのしるし」だと感じてきたものが数多くあります。 朝日・雷・天気雨……それぞれが豊作や吉兆、神の訪れと結びつけられ、縁起の象徴となりました。

 

  1. 日の出・御来光 – 太陽信仰に基づく吉兆。初日の出は一年の始まりを清らかに照らす光として特に尊ばれる。
  2. 御神渡り – 湖が凍る際に氷がせり上がってできる道状の模様。神が渡った跡とされ、豊漁や豊作の兆しとされた。
  3. 狐の嫁入り(天気雨) – 晴れているのに雨が降る現象。神秘的な吉兆として語られる地域も多い。
  4. 稲妻(いなずま) – 「稲の夫(つま)」という語源が示すように、雷は稲の実りを促す豊作の象徴。
  5. 蜃気楼(しんきろう) – 幻の楼閣が浮かぶように見える自然現象。昔は吉兆・神異の兆しとして語られた。




 ⑧ 人にまつわる縁起物

人そのものが「福を招く存在」として扱われることがあります。 赤ん坊の生命力や老人の長寿、そして縁起を象徴する民芸人形など、日本には「人の形」に込められた福が多く残っています。

 

  1. 赤ん坊・子供 – 子宝・未来の象徴。還暦の「赤いちゃんちゃんこ」も生命の再出発を表す。
  2. 老人(翁) – 長寿と知恵の具現化。歳を重ねた姿そのものが福の象徴とされてきた。
  3. おかめ – 福々しい顔をした女性の面。笑顔と豊穣を象徴し、舞台や祭りで縁起物として用いられる。
  4. ひょっとこ – おどけた表情で福を招く滑稽な面。踊りに使われ、場の空気を明るくする力があると信じられた。
  5. ひと形(人形) – 身代わりに穢れを移し川に流す「流しびな」など、祓いの道具として使われる。
  6. 福助 – 大きな頭と膝をついた姿が特徴の人形。福を呼んで願いごとを叶えてくれる縁起物。
  7. ビリケン – 足の裏を撫でると願いが叶うとされる「幸福の神」。大阪の商売繁盛の象徴。
  8. さるぼぼ – 飛騨地方の魔除け人形。「さる(去る)」で災いが去り、「猿(えん)」で縁を結ぶとされる。
  9. 起き上がり小法師 – 七転び八起きの象徴。倒しても起き上がる姿に、人生の再起を重ねる。
参考・出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
今日は何の日~毎日が記念日~ (https://www.nnh.to/)
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