世界の建国記念日と名称 一覧と日本の建国記念日の由来

建国記念日（けんこくきねんび）とは

「建国した日を記念する日」で各国では大抵の場合、祝日に指定しています。英語では、建国記念の日 / National Foundation Day = ナショナル ファウンデーション デイといいます。

何をもって建国の日付とするかは、国家により異なっています。旧植民地国の独立記念日、共和国創立記念日、革命記念日を建国記念日と定めている国がほとんどで、中には単一の建国記念日を決められない国もあります。

いずれも自国民の民族的解放や、近代国家、社会主義国家としての建国を記念した日ですが、日本と韓国は、古代の建国説話に基づく建国記念日をしています。

日本：建国記念の日（旧紀元節）　２月11日

大韓民国：開天節　10月3日

ここでは合計１１７カ国の建国を記念する日を一覧で紹介していきます。

各国の建国記念日と名称 一覧

日本の建国記念日の由来

日本では、実際の建国日が明確でないため、建国神話をもとに、建国を祝う日を定めています。

古事記や日本書紀の日本神話に登場する人物で初代天皇とされる神武天皇の即位日である紀元前660年1月1日 (旧暦)を新暦に換算した2月11日を「建国記念の日」としました。

1873年（明治6年）に、『2月11日』を日本国の建国の日として「紀元節」と定め祭日とし、翌年から適用されましたが、第二次世界大戦後の1948年（昭和23年）に占領軍 (GHQ)が日本文化から国家神道を徹底的に排除しようとする過程で廃止されました。その後、復活の動きが高まり、「建国記念の日」として、1966年（昭和41年）に国民の祝日となり翌年から適用されました。

建国記念日がない国

法律で定められた「建国記念日」（祝日）がない国家にイギリスがありますが、伝統としてイングランドの守護聖人・聖ジョージを記念したゲオルギオスの日（St. George’s Day、4月23日）が宗教的な国家の日としてしています。