正月が近づくと、「そういえば、どんな風物詩があったかな?」「子どもに由来をきちんと説明できるか少し不安…」と思うことはありませんか。
毎年のようにニュースやSNSで目にしていても、意外と意味や背景までは知らないものも多いはずです。
この記事では、初詣やおせち料理、年賀状、正月飾り、七草粥、そして“嫁が君”などの季語まで、日本の正月らしさを感じる習わしをやわらかく紹介します。
「なぜ門松を飾るのか」「黒豆にはどんな願いが込められているのか」など、ひとつひとつの風物詩には、健康や家内安全、商売繁盛を願う先人の祈りが静かに息づいています。
新しい年を迎える準備として、ゆったりと眺めながら楽しんでください。
正月の風物詩一覧
1. 空気・時間そのものが新年っぽい風物詩(時候・情景)
- 新年
年が改まり、暦が一枚めくれた感覚そのもの。 - 正月
行事・食べ物・挨拶など、「新年らしさ」全体を包む言葉。 - 旧年・去年
ふり返りや反省とセットで語られる、過ぎ去った一年。 - 今年
抱負・目標とリンクする、未来志向の言葉。 - 元日
カレンダーの1月1日。家族で迎える“年の一枚目のページ”。 - 元旦
元日の朝。まだ静かな街の空気とセットの風物詩。 - 元旦の朝
人通りが少なく、凍てつく空気と静けさに包まれた朝。 - 三が日
1〜3日を家族でゆっくり過ごす特別な期間。 - 松の内
門松やしめ飾りを出しておく期間。地域によって長さが違う。 - 正月の青空
きりっと晴れた冬の青空と澄んだ空気。 - 初空
年が明けて最初に見上げる空。晴れているとそれだけで縁起がよく感じる。 - 初日の出・初明かり
海や山、屋上などで拝む、その年最初の光。 - 初東風・初凪
新年に最初に意識する風や、波が静まった海の気配。 - 初景色
元日に外へ出たとき、最初に目に入る街や自然の姿。 - 初富士
元旦に見る富士山。写真・カレンダー越しの「初富士」も含めて縁起物。 - 若菜野(初若菜野)
春の若菜が芽吹き始めた野。七草摘みの原風景。 - 除夜の鐘の響き
108回の鐘の音を聞きながら新年を迎える情景。 - 新年の静かな街・人影の少ないオフィス街
店も会社も閉まり、街全体が少しだけ止まっているような風景。
2. 神社仏閣・祈りの行事
- 初詣
神社仏閣に新年最初のお参りをして一年の無事を祈る。 - おみくじ・初御籤
新年に引く運試し。大吉・凶に一喜一憂する時間も風物詩。 - 破魔矢
一年の厄を払うとされる矢形のお守り。 - 熊手
福を「かき集める」縁起物として飾る竹熊手。 - 新しいお守り・お札
去年のものを納め、新しいお守りをいただく。 - 元旦祭・歳旦祭
神社で行われる年明け最初の神事。 - 初天神・初薬師・初観音
それぞれの神仏に年初めのお参りをする行事。 - 恵方詣・恵方参り
その年の恵方の神社に参拝し、福を願う風習。 - 七福神めぐり
七福神を祀る寺社を歩いて巡る新春の縁起散歩。 - 初閻魔・初大師
閻魔さまや弘法大師ゆかりの寺にお参りする新春の縁日。 - 初護摩
寺で焚く護摩供。新年の炎を前に祈る厳かな行事。 - 初庚申
新年最初の庚申の日に行われる信仰行事。 - どんど焼き・左義長
正月飾りや書き初めを焚き上げ、無病息災を祈る火祭り。 - 小正月の行事
1月15日前後に行う豊作祈願・餅花飾り・火祭りなど。 - 二十日正月
「骨正月」とも呼ばれる、正月気分のおさめどき。 - 鷽替え神事
天神さまで木彫りの鷽を取り替え、嘘や災いを「うそ」にする神事。 - なまはげ
秋田で大晦日〜新年にかけて家々を回る鬼の行事。 - かまくら
雪国で、小さな雪の祠を作り神さまを迎える冬の行事。
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