11. 学業・芸事・技能上達の言葉
勉強や芸事、仕事の技量向上を願う言葉を収録しています。「学業成就」「諸芸上達」「芸能上達」「成績向上」など、努力が実を結ぶイメージの語がそろいます。
- 合格祈願(ごうかくきがん)
試験や受験で合格できるよう、神社仏閣に願をかけること。学業成就の代表的な祈願の言葉。 - 学業成就(がくぎょうじょうじゅ)
学問の成果が実り、目標が達成されること。 - 学芸上達(がくげいじょうたつ)
学問・芸事・習い事が上達すること。 - 成績向上(せいせきこうじょう)
努力が実り成果が高まることを祈る縁起語。 - 業務成就(ぎょうむじょうじゅ)
仕事が円滑に進み、成果が得られることを祈る語。 - 芸能上達(げいのうじょうたつ)
芸事・技芸が向上するよう願う言葉。 - 華道上達(かどうじょうたつ)
華道が上達するよう願う言葉。 - 裁縫上達(さいほうじょうたつ)
裁縫の技が向上するよう願う言葉。 - 諸芸上達(しょげいじょうたつ)
さまざまな芸事が上達するよう祈願する語。
12. 才能・成功・飛躍・栄達の言葉
大きな活躍や飛躍を象徴する言葉を集めています。「飛躍」「飛翔」「躍進」「飛竜乗雲」「蓋世」など、成功の高まりを感じさせる語が中心です。
- 一樹百穫(いちじゅひゃっかく)
一本の木から多くの実りが得られるように、一人の人材を育てることがやがて大きな成果や繁栄につながるというたとえ。 - 一路順風(いちろじゅんぷう)
追い風を受けて進むように、物事が順調に運び、妨げなく進むことを願う言葉。 - 傳芳(でんぽう)
「芳を伝ふ」の意で、香り高い名声や善行が、後の世にまで語り継がれていくこと。 - 名聞利益(みょうもんりやく)
名誉や噂としての評判と、物質的な利益。世間的な成功や豊かさを指す仏教用語。 - 栄寿(えいじゅ)
長寿と繁栄を祈る語。 - 栄(さかえ)
繁栄・名誉・成功を表す吉語。 - 盛徳大業(せいとくたいぎょう)
大きな徳と大きな成功を成し遂げること。 - 英傑(えいけつ)
非常にすぐれた人物。才能に恵まれた英雄。 - 蓋世(がいせい)
世を覆うほどの大きな才能。 - 豪傑(ごうけつ)
武勇に優れた人物。力強い吉兆の象徴。 - 躍進(やくしん)
大きく前へ進むこと。事業発展の象徴。 - 隆(りゅう)
勢いが盛んに栄える様子。 - 飛竜乗雲(ひりょうくもにのる)
英雄が時勢に乗り大きく飛躍する吉兆。 - 飛翔(ひしょう)
大きく羽ばたき、成功する象徴。 - 飛躍(ひやく)
一気に発展し活躍すること。
13. 心構え・徳・生き方を整える言葉
人生の指針や心のあり方を表す言葉をまとめています。「吾唯知足」「善因善果」「行雲流水」「随處楽」「心如水」など、内面を整え、よい縁を招くとされる語が多く含まれます。
- 一期一会(いちごいちえ)
一生に一度の出会いであるという心構えで、人や場とのご縁を大切にするという茶道の精神を表す言葉。 - 信(しん)
まこと・嘘偽りのない心。人を信じ、自分も信頼される誠実さを大切にするという意味を持つ一字。 - 優(ゆう)
上品でやさしく、美しさと品格を備えた様子。人柄や振る舞いの美しさを象徴する一字。 - 剛毅(ごうき)
意志が強く、困難にもひるまず立ち向かう性格。芯の強さと不屈の精神を象徴する言葉。 - 叡智(えいち)
深く本質を見抜く知恵。知識だけでなく、経験に裏打ちされた賢さや洞察力を指す言葉。 - 吾唯知足(われ ただ たるを しる)
自分に与えられたものに感謝し、足るを知る心を大切にするという禅の教え。執着を手放し、内側の充足を求める姿勢を表す。 - 和敬(わけい)
互いを敬い合い、穏やかな心で接すること。茶道の心得「和敬清寂」にも含まれる大切な精神。 - 和気致祥(わきちしょう)
和やかな気がよい出来事を招くという意味。穏やかな雰囲気や笑顔が、自然と幸せを呼び込むという禅語。 - 和(わ)
争いがなく、調和がとれている状態。人との関わりを穏やかに保つ、日本的な価値観を象徴する一字。 - 善因善果(ぜんいんぜんか)
よい行いは、やがてよい結果となって自分に返ってくるという仏教の教え。日々の選択を善い方向に導く指針となる言葉。 - 妙(みょう)
非常にすぐれていること。奥深く不思議なほど良いこと。 - 得大徹(とくだいてつ)
大いなる悟りを得ること。 - 心如水(しんはみずのごとし)
水のように澄み、清らかな心の状態。 - 心(こころ)
感情・理性・意志の源となる精神。 - 忍(しのぶ)
耐える・こらえる・心を乱さないこと。 - 志(こころざし)
定めた目標・理想に向けた強い意欲。 - 恭(きょう)
つつしみ深く、丁寧にふるまうこと。相手や場を大切にする姿勢を表し、礼の心として吉祥語に用いられる。 - 敬(けい)
敬意を持つこと。敬う心は人間関係の円満を招くとされ、吉語として扱われる。 - 楽天(らくてん)
物事を前向きに捉え、福を招くとされる心の持ち方。 - 欣求浄土(ごんぐじょうど)
浄土を願い、心の平安を求める祈り。 - 行雲流水(こううんりゅうすい)
物事に執着せず自然体で進む。運気の流れが良くなる象徴。 - 譲(ゆずる)
譲り合いの心。人間関係を円満にする縁起語。 - 随處楽(ずいしょにたのしむ)
どこでも楽しみを見いだす心の余裕。幸福の象徴。 - 雅(みやび)
上品で美しい、気品あるめでたさ。 - 静(せい)
心が穏やかで安らぐこと。平安の象徴。
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