人との縁・人徳が福を呼ぶ
- 情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)
人に親切にすれば、巡り巡って自分に返ってくる。 - 袖振り合うも多生の縁(そでふりあうもたしょうのえん)
わずかな出会いも、前世からの縁である。 - 類は友を呼ぶ(るいはともをよぶ)
似た者同士が集まり、良い縁が生まれる。 - 渡る世間に鬼はなし(わたるせけんにおにはなし)
世の中は思うほど冷たくなく、助けがある。 - 和を以て貴しとなす(わをもってとうとしとなす)
人との調和が、安定や繁栄につながる。 - 立つ鳥跡を濁さず(たつとりあとをにごさず)
物事を円満に終えることが、次の良縁を生む。 - 徳を積む
良い行いを重ねることで、幸運や良縁を招くこと。 - 恩は石に刻め、恨みは水に流せ
感謝を大切にし、恨みを残さない生き方が幸福につながる。 - 世は情け(よはなさけ)
人の思いやりが世の中を良くするという前向きな教え。 - 人を呪わば穴二つ(ひとをのろわばあなふたつ)
他人を害さず正しく生きることで、結果的に自分の身を守れるという教え。 - 徳は孤ならず必ず隣あり(とくはこならずかならずとなりあり)
善い行いを積めば、必ず理解者や助けが現れ、幸福につながるという教え。
長寿・健康・安泰
- 鶴は千年、亀は万年(つるはせんねん かめはまんねん)
長寿と繁栄を象徴する代表的なことわざ。 - 病は気から(やまいはきから)
前向きな心が、健康を保つ力になる。 - 千里の道も一歩から(せんりのみちもいっぽから)
小さな積み重ねが、長く安定した成功につながる。 - 花は紅、柳は緑(はなはくれない やなぎはみどり)
それぞれが自然体でいることが、調和と幸福につながるという意味。 - 起きて働く果報者(おきてはたらくかほうもの)
健康に働けること自体が大きな幸福である、という意味合いのことわざ。 - 酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう)
適量のお酒は健康に良いとされる。
人生観・巡り合わせ(総合的に縁起が良い)
- 人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)
幸不幸は予測できず、結果的に良い方向へ転ぶこともある。 - 福は内(ふくはうち)
幸福を家の中に招き入れるという定着した吉語。 - 万事うまくいく
物事が総じて良い方向に進むことを願う言い回し。 - 人間到る処青山あり(にんげんいたるところせいざんあり)
どこへ行っても活躍の場や希望はあるという前向きな人生観。
縁起のいいことわざは、人生を前向きに整える言葉
ことわざは、不安なときに心を軽くし、迷ったときに指針を与えてくれる“生きた知恵”です。 今回紹介したことわざには、 努力が実を結ぶこと、苦労の先に光があること、 そして人との縁や徳が幸運を呼び込むという、日本人が大切にしてきた価値観が詰まっています。 正月やお祝いの場はもちろん、 新しい挑戦を始めるとき、立ち止まりたくなったときにも、 ふと目にした一つの言葉が、心の支えになるかもしれません。 縁起のいいことわざを、 あなた自身の人生のお守りのように、そっとそばに置いてみてください。
FAQ よくある質問
縁起のいいことわざにはどんなものがありますか?
縁起のいいことわざには、「笑う門には福来たる」「七転び八起き」「雨降って地固まる」など、幸福・成長・運気好転を意味する言葉があります。本記事では、お祝いの場や正月にも使いやすい、前向きな意味を持つことわざを63個厳選して紹介しています。
お祝いの言葉として使えることわざはどれですか?
お祝いの場では、「人事を尽くして天命を待つ」「徳は孤ならず必ず隣あり」「七転び八起き」など、努力や未来への希望を感じさせることわざがよく使われます。相手を励まし、前向きな気持ちを伝えたいときに適しています。
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