日本には、古くから「言葉に願いを込める」文化があります。
ことわざは、ただの知恵や教訓ではなく、人生の節目や新しい始まりに背中を押してくれる“縁起のいい言葉”でもあります。
ここでは、数ある日本のことわざの中から、
お祝いの場・正月・門出・前向きになりたいときに使いやすいものを中心に、縁起のいいことわざとして厳選しました。
どれも、努力が報われること、運気が好転すること、人との縁を大切にすることなど、日々の暮らしや人生にそっと希望を添えてくれる言葉ばかりです。
挨拶文やメッセージ、心を整えたいときの読み物としても、ぜひ役立ててみてください。
縁起がいい ことわざ・慣用句一覧
幸運・福が訪れる
- 笑う門には福来たる(わらうかどにはふくきたる)
いつも明るく笑いのある家には、自然と幸福が訪れる。 - 残り物には福がある(のこりものにはふくがある)
最後に回ってきたものに、思いがけない幸運がある。 - 棚から牡丹餅(たなからぼたもち)
予期せぬ幸運が突然舞い込むことのたとえ。 - 開いた口へ牡丹餅(あいたくちへぼたもち)
思いがけない幸運を、労せず得ること。 - 果報は寝て待て(かほうはねてまて)
幸運は焦らず、時が来るのを待つのがよい。 - 鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる)
好条件や幸運が重なって訪れること。 - 福を呼ぶ
幸運を引き寄せること。行動や心構えが福を招くという意味合いで使われる。 - 運も実力のうち
幸運をつかめるのも、その人の力や日頃の姿勢によるという前向きな考え方。 - 幸先がいい(さいさきがいい)
物事の始まりが良く、その後もうまくいきそうな状態。 - 福は内、鬼は外(ふくはうち おにはそと)
福を招き入れ、災いを遠ざけるという意味で使われる。 - 運は天にあり(うんはてんにあり)
最後は天の巡り合わせによって良い結果がもたらされるという考え。 - 待てば海路の日和あり(まてばかいろのひよりあり)
焦らず待てば、必ず良い機会が訪れる。 - 終わり良ければすべて良し(おわりよければすべてよし)
結果が良ければ、過程の苦労も報われる。
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