3. 美徳を表す言葉
人として大切にしたい徳目や品格、行いを表す言葉。
誠実、優雅、勇気など、古来より尊ばれてきた美しい価値観が込められた語が揃います。言葉にすることで、自らの内面を見つめ直すきっかけにもなります。
- 誠実(せいじつ) – まごころを持ち、正直であること。
- 仁愛(じんあい) – 他人を思いやり、慈しむ心。
- 勇気(ゆうき) – 困難に立ち向かう力強い精神。
- 謙虚(けんきょ) – 自分を控えめにし、他人を敬う姿勢。
- 節度(せつど) – 過不足なく、程よさを保つこと。
- 忠義(ちゅうぎ) – 主君や家族などに対する誠実な忠誠。
- 寛容(かんよう) – 心が広く、他人の過ちを許せること。
- 廉直(れんちょく) – 欲に流されず、正しい行いをすること。
- 高潔(こうけつ) – 気品があり、心が清らかなこと。
- 純真(じゅんしん) – 汚れを知らない、まっすぐな心。
- 温厚(おんこう) – 穏やかで優しい性格。
- 不屈(ふくつ) – どんな困難にもくじけない強さ。
- 潔白(けっぱく) – 行いが清らかで、やましいことがないこと。
- 忍耐(にんたい) – じっと耐える力、強い我慢。
- 真摯(しんし) – まじめで誠実な態度。
4. 響きが美しい言葉
意味よりも「音」の響きやリズムが心地よく感じられる言葉。
たとえば「花音(かのん)」や「月光(げっこう)」のように、耳にしたときの柔らかさや調和が印象的な言葉を集めます。詩や名付けにも好まれる響きです。
- 月光(げっこう) – 月の光が地上を照らす幻想的な光景。
- 朝凪(あさなぎ) – 朝の海が静まるときの風のない状態。
- 風鈴(ふうりん) – 夏の風に揺れる、澄んだ音を鳴らす飾り。
- 緋桜(ひざくら) – 鮮やかな赤に染まる桜の花。
- 春霞(はるがすみ) – 春先にかかるやわらかな霞。
- 瑠璃(るり) – 透き通る青色、宝石のような美しさ。
- 薄荷(はっか) – 爽やかな香りのする植物、音も涼やか。
- 雪音(ゆきおと) – 雪が積もるときの静かな響き。
- 花弁(かべん) – 花びら。柔らかく儚げな響き。
- 宵月(よいづき) – 夕方、空に浮かぶ月。
- 羽音(はおと) – 羽ばたく音、小さな生き物の息吹。
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